インテリアやお部屋の雰囲気に合わせて適切なフロアコーティングを選ぼう!
そろそろ自宅の床をコーティングしたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。フロアコーティングは、大きく分けると2つのタイプがあります。それは、艶ありタイプと艶消しタイプですが、どちらを選択すればよいのか分からない人は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。メリットを紹介します。
フロアとインテリアの雰囲気を合わせよう
ピカピカの床にして明るく元気な印象を与えたいのか、しっとりとしていて落ち着いた印象を与えたいのかによって、選ぶコーティングの種類は変化します。
インテリアのイメージと対立しないようにする
床をコーティングするときに床だけのことを考えるのではなく、インテリアのイメージと対立しないようにしましょう。たとえば、自宅に運動器具を置いているスペースがあれば、その場所は転倒防止も兼ねて光沢があるフローリングがよいでしょう。それとは反対に、和洋室のような落ち着いた印象がある部屋は、しっとりとしたフローリングが向いているでしょう。
艶消しタイプと艶ありタイプがある
それぞれのメリットを紹介します。どのタイプが優れているという話ではありません。目的に応じて使い分けるだけでよいのです。
艶消しタイプのメリット
メリットは3つあります。
・裸足で歩いたときに足裏から自然と剥がれ落ちる皮脂が目立たないこと
・埃があまり目立たないこと
・フローリングの木目がよいデザインになるということ
まず、裸足で歩いたときに足裏から自然と剥がれ落ちる皮脂が目立たないことですが、床が控えめな印象なので、肌の色と同じ色の皮脂が床の色と同化して目立ちにくくなります。艶ありタイプでは汚れが浮き出て目立ってしまうので、艶消しタイプのメリットといえます。
次に、埃があまり目立たないのも、1つ目の皮脂汚れが目立ちにくいのと同様の理由です。最後のフローリングの木目がよいデザインになるということですが、艶が控えめなので木目が目立ったままそのまま活用できるので、木の床にこだわりがある人は艶消しタイプがよいでしょう。艶ありタイプでは、木目よりも光沢が目立ってしまいます。
艶ありタイプのメリット
メリットは3つあります。
・高級感を演出できることです。
・フロアコーティング後に満足感や達成感
・グリップ力が効くので転倒防止に有効なこと
まず、高級感を演出できることですが、艶ありタイプの艶はグランドピアノと同じくらいの艶だといわれています。一目でフロアコーティングしたことが分かるうえ、同じ照明を使用していても艶なしタイプと比較すると、キラキラと床が輝いているので高級感を演出できます。次に、満足感や達成感を得られやすいのは、キラキラと床が輝いているので、施工前と比較すると変化を感じやすいからです。
最後のグリップ力ですが、艶ありタイプは子ども、高齢者、身体が不自由な人でも安心して歩行できます。スポーツジムの多目的ルームやダンススタジオなどで艶ありタイプのフローリングが導入されている理由は、転倒防止に有効だからです。
艶消し・艶ありが合うフロアとは
目的に応じて使い分けることは大事ですが、それぞれのタイプに合うフローリングがあります。
艶消しタイプが合うフローリングとは
無垢材を使用した床は艶消しタイプのフローリングが合います。フローリングの木目を活かして自然な仕上がりになります。部屋の雰囲気を変えたくない人は、注文住宅を建てるときに無垢材の床を選択するとよいでしょう。
艶ありタイプが合うフローリングとは
フローリングの床の艶をアピールしたい人は、艶ありタイプが向いています。艶ありタイプが合うフローリングは2種類あります。
まず、ベーシックな色として白色の床やナチュラル系の色の床です。艶ありフローリングを施工することで、室内の明るさが際立ちます。レンタルスタジオやレンタルルームなどの運営者が、顧客に室内の清潔感をPRするために艶ありフローリングを施すことがありますが、艶なしフローリングと比較すると落ち着いた印象は低減するものの、明るさ、元気さ、清潔感を提供できます。部屋の壁も白色またはナチュラル系の色であれば、より一層明るさが際立つでしょう。
次に、ダーク系の色または茶色の床です。白色の床やナチュラル系の色の床と比較すると高級感を演出できるうえ、白色の床やナチュラル系の色の床よりも、より一層艶が目立ちます。ホテルのようにダーク系の色または茶色の床を艶ありタイプでコーティングして、天井にシャンデリアを吊るすと、上質な印象を顧客に与えられます。
まとめ
フロアコーティングには、艶ありタイプと艶消しタイプの2種類あります。それぞれのタイプに合うフローリングも紹介しました。大事なことは目的に応じて使い分けることです。どのタイプが優れているという話ではありません。光沢を存分に出して高級感を演出し、明るく元気な印象を与えたいときは艶ありタイプ、落ち着いた木造住宅のインテリアに合う、しっとりとした印象を与えたい場合は艶消しタイプを選択するなど、自分の好きなようにしてください。自分の好みを大切にして後悔しないようにしましょう。