フロアーティングの光沢の違いは?つや消しとつや有りの特徴は?
フローリングを悪化させる原因に挙げられるのが、人間の出す汗や皮脂です。雑菌が生えるとフローリングが黒くなるだけでなく、木製の耐久度が悪くなるので割れやすくなります。このフローリングの劣化を抑えるためには、必ずフローリングを保護するためのフロアコーティングをするのがおすすめです。
フロアコーティングは被膜を作ること
フロアコーティングは空気に触れることで固まる塗料を塗ることによって、フローリングの床に被膜を作ることです。先に言ったとおりにフローリングの床の劣化を進めてしまうのは、歩いたときに付着する汗と皮脂です。
この汗と皮脂が付いたままになると、その場所に汚れが蓄積するだけでなく空気中の雑菌が汗と皮脂の栄養分をもとに繁殖してしまいます。雑菌が繁殖してしまうと、床のフローリングに寄生してどんどん黒ずんでしまうことで見た目が悪くなるだけでなく最も大事な床の耐久度が落ちてしまうのです。
そこでワックスの中には殺菌抗菌作用のある原材料を加えることによって、汚れを落とした後に塗料を塗ることですでに付着している雑菌とこれから付着する雑菌の両方を防いでくれます。
光沢ありとつや消しの2種類
フロアコーティングをすることによって床に被膜が付くことで長持ちするのですが、ただ実際に施工するときに2種類あることがわかります。その種類というのが光沢ありとつや消しであり、実はこの2つには明確な違いがあるのです。その違いというのは、光沢ありはワックスのことでありつや消しはガラスコーティングを意味します。
ワックスは油を含んだ塗料であり、空気に触れることで固まる性質があります。原材料が油なので、当然ながら太陽の光が当たったときに光が反射してきれいに見えるのです。そのため新品同様に見えるので、顧客が来たときの印象が良くなります。
つや無しとはどんな塗料なのかというと、簡単に言えばガラスファイバーの入った塗料を意味します。ガラスファイバーというのは、窓などに使われているガラスを繊維状に細かくしそれを殺菌抗菌作用のある塗料に混ぜ込んだものです。ガラスファイバーを塗料の中に添加することによって、塗料同士の結びつきが強くなります。
長持ちを狙うならガラスコーティングを推奨
フロアコーティングには光沢ありとつや消しの違いがわかったところで、結局のところどっちが良いのか迷ってしまうところです。床を長持ちさせることを目的にワックスとガラスコーティングを選ぶのであれば、断然ガラスコーティングを選ぶのが重要になります。
ワックスの目的は、あくまで光沢を生み出すことによって年季の入ったフローリング床でも新品同様に見せることを目的としているのです。もちろんワックスの中にも原材料の中に殺菌抗菌作用の成分を加えているので、フロアコーティングの目的となる床の状態維持の効果はあります。
しかしワックスは結局油なので、水を落とした後にすぐに拭き取らないと浮かび上がってしまい剥がれ落ちてしまうのです。そして空気に長らく触れると酸化することで剥がれ落ちてしまうので、即効性はあるが耐久性についてはあまりないのがワックスになります。
その点ガラスコーティングの場合は、先に言ったとおりにガラス繊維を加えられている塗料です。ワックスが剥がれ落ちてしまう原因は、空気に触れて固まったとしても継続して空気に触れることで組織が壊れていくことで剥がれてしまうことになります。その点組織同士が緊密であれば、空気が入り込む余地がなくなるので長持ちすることを意味します。
その組織同士の緊密性を高めるうえで、役に立つのがガラス繊維なのです。ガラス繊維を加えることによって原材料同士の結びつきが強くなるので、空気が入り込む余地がなくなるので剥がれる心配がなくなります。
さらにガラスが殺菌抗菌作用のある塗料を固くするので、たとえ箪笥などの角をぶつけたとしても固いので衝撃をはじいてくれるのです。そのためガラスコーティングをすることによって、フローリングの床を長持ちすることができます。
ただガラスコーティングの弱点としては光沢がないので、見た目の状態を改善することができない点です。そのため来客専用を考えるのであれば比較的安価で即効性で光沢を生み出すワックスを使い、それ以外の床をきれいな状態で維持したいのであればガラスコーティング塗料を使うとよいです。
フローリングを悪化させる原因に挙げられるのが、人間の出す汗や皮脂です。汗や皮脂には水分と栄養分があるので、それを栄養としてカビなどの雑菌が生えてしまいフローリングの耐久性を落としてしまいます。
その状態にならないためには、しっかりとメンテナンスする必要があります。そのメンテナンスの役に立つのが、フロアコーティングです。
フロアコーティングをする場合にはワックスタイプとガラスコーティングタイプに分けられていますが、それぞれに特徴があります。ワックスは耐久性がない代わりに光沢があるので来客用によく、ガラスコーティングは施工に時間がかかりますがその分効果は高いので品質保持に良いです。