フロアコーティングで失敗…。失敗する原因と後悔しないための対策

高い費用を払ってフロアコーティングを依頼したのに、仕上がりや効果に納得いかなかったと後悔される方がいるようです。せっかく依頼するのであれば失敗したくないと思うのは当然です。この記事ではフロアコーティングでありがちな失敗例や原因、それに対する対策を紹介するので正しい知識を事前に身に付けておきましょう。

フロアコーティングにありがちな失敗例とは

フロアコーティングを依頼したさいの失敗した事例を紹介します。失敗例としては仕上がりに関することがいちばん多く、次に施工会社の対応によるものが多いようです。

フロアコーティングの仕上がりが汚い

フローリングをキレイにするためにコーティングを依頼したにもかかわらず、施工後を見てみると異物混入やムラがあったり、施工直後にもかかわらずコーティングが割れたりする事例が報告されています。品質面でもコーティング後ほどなく剥がれる事例や、思っていたよりも傷が付いたり、滑ったりする事例が挙げられていることも事実です。

施工会社の対応が悪い

顧客は施工会社の担当者が窓口となるため、担当者からの連絡が遅かったり、連絡自体がなかったりすると、例え施工がきちんと行われたとしても失敗したと感じることでしょう。決まった担当者とだけしかやり取りをしないため、雑な言葉遣いや対応をされると腹が立つものです。

施工後に気になるところがあったとして、手直しを依頼しても見に来なかったり、補償対象だと思っていたが高額な費用を請求されたりと、サービスについても失敗例が挙げられています。ひどい会社になると高額のフロアコーティングを施工したあと倒産して逃げてしまったところもあるようです。

失敗の原因とは

どのような失敗例があるのか判明したので、次はそれぞれの失敗の原因を細かく見ていきましょう。

仕上がりに異物混入やムラ、割れがある

仕上がりを見て髪の毛やほこりが入っていたり、ムラや割れがあったりする場合は技術的な原因が考えられます。コーティング剤や施工方法の問題ではなく、技術者の質が大きく影響しているといえるでしょう。施工会社が職人に対して知識や技術に関する教育をきちんと行っているか、また職人の経験や責任感をもって仕事をしているかの問題です。

フロアコーティングが剥がれる

剥がれの原因は複数考えられます。コーティングを施すフローリングに応じた下地処理や施工方法が適切に行われているかだけでなく、塗布量や日焼けによる劣化など商品自体の問題も考慮しなければなりません。

フローリングには汚れや離型剤、接着剤などが付着しているため、これらをきちんと取り除いてからでないとコーティングの剥がれの原因になり、本来の効果を発揮できない場合があります。この問題は、さまざまな原因がある中で状況を見極める施工者の技術力に影響を受けるといえるでしょう。

聞いていたより傷が付きやすい、滑る

前提として、フロアコーティングを施したからといってまったく傷が付かないということはありません。重量のあるものを落としたり、角があるものを引きずったりすると傷はついてしまいます。フロアコーティングは「傷を付きにくくするもの」だということを理解しておいてください。

しかし、明らかに1年ほどでたくさんのすり傷が付く場合は他の原因を疑ってもよいでしょう。原因としては剥がれと同様に、商品自体の問題や施工会社の技術的な問題が疑われます。

担当者の対応が悪い

失敗や後悔した事例で最も多く聞かれたのが、対応に関することでした。フロアコーティング自体の問題でなく、営業や現場の対応など施工会社の顧客に対する接し方の教育や社内風土が原因となっているようです。

アフターサービスに問題がある

施工後の無責任な対応もフロアコーティング会社選びの失敗や後悔をした事例として多く聞かれます。こちらも担当者の対応と同様に施工会社自体の問題であるため、施工会社選びは慎重に行わなければなりません。

後悔しないためにはどんな対策をすべき？

フロアコーティングの失敗例や原因を解説してきましたが、原因の多くは施工する会社自体の問題や担当者の対応によるものがほとんどで、施工会社の体制や技術力に大きく左右されます。このことから後悔しないためには、施工会社選びが重要であることがわかるのではないでしょうか。

電話や実際に会ってから担当者に質問をすると親身になって対応してもらえるか、不安感や違和感を覚えないかは非常に重要です。会社の顔である担当者の対応はしっかり見ておきましょう。

次に、アフターサービスの面ではどのような対応をしてもらえるか内容をしっかり確認し、聞いた内容を書面で残せているかも確認してください。トラブル回避のためにも面倒でも必ず確認しましょう。

最後に、施工会社の技術力を確認する方法ですが、非常に難しく、過去の実績や口コミに頼るところが大きくなってしまいます。問い合わせや打ち合わせの際に施工箇所の床材の情報を伝え、過去に施工した実績があるか、施工後に問題が発生していないかをしっかりと聞いてください。床材の種類や状況を聞いてこないような会社は慎重性に欠ける工事をされる可能性があるので注意しましょう。

まとめ

フロアコーティングを依頼したときにありがちな失敗例と原因、対策について解説しました。失敗したと感じる事例のほとんどがフロアコーティングの商品自体の問題ではなく、施工を行う会社の体制や技術力によるものがほとんどなので、あとから後悔しないためにも施工会社選びは慎重に行わなければなりません。

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