入居中のフロアコーティング!家具や荷物はどうする?
今住んでいる家の床に対してフロアコーティングをすることはできるのかと疑問に思う人もいるでしょう。入居中にやろうとすると家具や家電、荷物などを全てどかさなければならないのではないかと懸念する人もいるでしょう。業者に依頼してみるとどのような対応をされるのでしょうか。
一般的にはどういう対応になるか
入居中にフロアコーティングをしたいと業者に相談すると、とりあえずはできるという回答が返ってきます。業者としては顧客を獲得したいという気持ちが強いので、大変であっても実現可能ならまずはできるという回答をするのが常識なのです。
しかし、想像すればわかるように床の上に何かものがあるとその部分をコーティングすることはできません。ただ、その点にあえて言及せずに相談を進めていく業者も多いのが実態です。どんなコーティング剤を使うか、日程をどうするかなどといった話をしていき、内容が確定した頃になってから問題点の説明を始めることがよくあります。
契約する段階になってから施工の当日には床の上には何もない状態にするように指示されてしまうケースが多いのです。良心的な業者の場合には、今住んでいる家の床をコーティングしたいという話をした時点で、床の上の荷物は一時的にどかさなければならないということを教えてくれます。
このような誠実な対応をしてくれる業者のほうが後々まで安心して信頼できるでしょう。いずれにしてもフロアコーティングをしてもらうためには原則として家具や荷物はどかさなければならないというのが一般的です。
特殊な対応のケースを知っておこう
業者としてはせっかく相談してくれたのだから希望を叶えられるようにして契約を取り、収入を得られるようにしたいというのが本音です。そのため、事情があって家具を動かせないなどといった場合には特殊な対応をしてくれることもあります。
例えば、耐震のために家具を固定してしまっていて動かせない場合があるでしょう。また、重機で設置したような重いものがあって動かすのが困難ということもあります。また、家具を中に入れた状態で家を建てたり、家具を屋内で組み立てたりしたときには部屋から出せないこともあるでしょう。
このような際の対応として典型的なものが二つあります。一つ目は家具や荷物などを動かさずに残りの床だけコーティングするという対応です。当然ながらものがあるところの下はコーティングできないので、それを納得したうえで施工してもらうことになります。固定されてしまっているものがあるときにはこれしか選択肢がないでしょう。
二つ目は邪魔なものを動かしながらコーティングするという対応です。例えば、部屋の半面をコーティングした後で、部屋の中で家具などを移動させて残りの半面をコーティングするという流れでおこなうことができます。コーティングの継ぎ目が目立ってしまうリスクがあるという欠点がありますが、前面のコーティングが可能という点では優れている方法でしょう。ただ、工程が二倍になるので時間がかかり、場合によっては複数の日にまたがることもあるので注意が必要です。
家具や荷物を一時的にどかすには
フロアコーティングをするときに家具や荷物をどこに置いておけば良いかと悩む人もいるでしょう。隣の部屋などを使う手もありますが、スムーズに終わらせようと思ったら全て別のところに移してしまうのが合理的です。
一時的にどかす方法にもいくつか候補がありますが、広い庭や駐車場がある、あるいは自宅の前の道に駐車しても問題ないという場合には軽トラックを借りてきて積み込んでしまえば良いでしょう。軽トラック1台では積むのが難しいという場合には貸コンテナを借りて運んでおくという方法もあります。
この場合には引越し業者を使ってあらかじめ動かしておくとスムーズですが、相談すればフロアコーティングをする業者が運び出してくれるでしょう。必要に応じて貸コンテナの手配までおこなってくれることもあるので、一時保管場所に困ったら業者に率直に話をしてみるのが大切です。軽トラックに積み込む場合でも手助けをしてくれる可能性があるので、何をして欲しいかを具体的に伝えましょう。
入居中にフロアコーティングをするときには床の上にある家具や荷物が邪魔になってしまうのでどかさなければならないのが原則です。ただ、特殊な対応をしてくれるケースもあるので業者に相談してみましょう。荷物の下はコーティングしない、荷物は動かしながら何回かに分けてコーティングするというのが典型的な対策です。
荷物を運び出す先がなくて困ったときにも業者に相談すれば手配してもらえます。軽トラックを借りて積んでおいたり、貸コンテナに運んでおいたりすることもできるので、スムーズにフロアコーティングをしてもらえるように準備を検討しておきましょう。