フロアコーティングを長持ちさせたいならウィンドウフィルムを貼るべき?
フローリングを傷や汚れから保護し、美しさを長持ちさせるためのフロアコーティングですが、フロアコーティング自体も徐々にですが劣化してしまいます。太陽光による日焼けも劣化の原因の1つです。そこでおすすめしたいのが窓にウィンドウフィルムを貼るという対策方法。今回はウィンドウフィルムの種類やメリットについて詳しく解説します。
素人でも簡単!ウィンドウフィルムを貼るメリットとは
ウィンドウフィルムとは、窓ガラスに直接貼り付けることでさまざまな効果を加えることができるフィルムのことです。用途に応じて数多くの種類が販売されていますが、ウィンドウフィルムには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
簡単に貼り付けられる
何もない窓にカーテンレールやブラインドを設置するのは大変ですよね。しかし、ウィンドウフィルムであればホームセンター等で購入して窓ガラスに貼り付けるだけなので、比較的手軽です。まれに特殊な技術が必要なウィンドウフィルムもありますが、ほとんどのものは素人でも簡単に貼り付けることができます。
基本的には壁に貼って部屋の雰囲気を変えるリメイクシートなどと同じようなものなので、多少そういったDIYをたしなんだことがある人ならさほど苦労せずに貼り付けることができるはずです。昨今のDIYブームで、ウィンドウフィルムの貼り方をレクチャーする動画などもたくさんあるのでうまく活用してください。
省エネになる
ウィンドウフィルムには遮熱効果のあるものも多く、そういったものを使えば室温が上がるのを防げます。夏に室温を上昇させる原因のおよそ70%は窓から入ってくる太陽光だといわれています。つまり窓からの熱を軽減させることができれば、室温の上昇を抑え、結果として省エネ効果を期待できるということです。
最近流行りのフィックス窓は、明るさを維持するための明かり取りの窓として設置されていることも多いため、太陽光がたくさん入ってくる位置につけられがちです。見た目はスタイリッシュでよいのですが、一方で構造上カーテンやブラインドをつけにくいというデメリットもあります。
また、フィックス窓は明かり取りの窓という性質上、手が届かない高い位置にあることも多く、もしカーテンやブラインドをつけることができても開け閉めがしにくいことが難点です。その点、ウィンドウフィルムなら貼ってしまえば開け閉めの必要はないうえ、明かり取りの役割を失わせることなく遮熱効果を加えることができます。
ウィンドウフィルムには種類がある
では、ウィンドウフィルムにはどのような種類があるのでしょうか。ここでは代表的なウィンドウフィルムを紹介します。
防犯フィルム
空き巣は窓から入ってくることがほとんどです。鍵をしっかり施錠したり、用心のために二重ロックにしていたりしたとしても、鍵のすぐ横の窓ガラスを割られて開けられてしまっては意味がありませんよね。そこで活用したいのが防犯効果のあるウィンドウフィルムです。ポリエステルフィルムなどを含む強靭なフィルムにより、たとえ窓ガラスが割れてしまったとしてもフィルムは破られにくいようになっています。
もちろん時間をかけたり手段を選んだりしなければ防犯フィルムを貼っていても突破されてしまうかもしれませんが、窓を開けるのに時間がかかればかかるほど空き巣が侵入を諦めて退散する可能性も高くなりますよね。
飛散防止フィルム
地震や台風などの災害時、窓ガラスが割れて飛散してしまっては危険です。割れる瞬間に窓の近くにいればケガをするうえ、床の上に散らばったガラスで足が傷つく危険もあります。あらかじめ飛散防止フィルムを貼っておくことで、そういったリスクを避けることができます。
万が一ガラスが割れてしまっても飛び散ることを抑えてくれるため、防災の一環としてぜひ取り入れたいフィルムです。
家具の日焼けやコーティングの維持にも役立つ!
これ以外にも、UVカット効果のあるウィンドウフィルムもあります。家具や床はどうしても太陽光によって日焼けや劣化をしてしまいます。フロアコーティングも同じで、直射日光には当てないに越したことはありません。
フロアコーティングの中でも人気のものにUVフロアコーティングがありますよね。これは樹脂を紫外線で照射して瞬時に固める工法のフロアコーティングですが、意外にもUVフロアコーティングは太陽光に弱いのです。長期間太陽光が当たり続ける環境にあると、ひび割れを起こすこともあります。コーティングを保護するためにも、ウィンドウフィルムをうまく活用するのがおすすめです。
まとめ
1枚貼るだけで空き巣被害のリスクを減らしたり省エネ効果が期待できたりするウィンドウフィルム。フロアコーティングを長く美しく維持するためにも効果的です。窓のある部屋にフロアコーティングをする際には、ぜひウィンドウフィルムもセットで検討してみてくださいね。お手ごろ価格で手に入るうえ、素人でも手軽に貼り付けることができるため、ウィンドウフィルムを貼るのが初めてという人もチャレンジしやすいはずです。